★低濃度アトロピンによる近視進行予防

0.01%アトロピン点眼は、日本人学童の近視の進行を有意に抑制したという【2年間にわたる「近視学童における0.01%アトロピン点眼剤の近視進行抑制効果に関する研究(ATOM-J Study)」 】が公表されました。 6~12歳の学童を、0.01%アトロピン1回/日点眼群(84人)とプラセボ1回/日点眼コントロール群(84人)に分けて、1日1回点眼し、24カ月後の屈折値変化を比較した。その結果、屈折値変化はそれぞれ-1.26D、-1.48Dで、両群間には有意差(P<0.001)を認めたとのことです。 近視の進行抑制法には幾つかありますが、この結果が一番優れているとのことでした。数字の上から進行を止めるということは不可能が効果はあるという判断はできます。ご参考までに。