👩今日のNHKあさイチの内容:強度近視について

近視の度数はジオプトリー(D)という単位で表します。使い捨てのコンタクトにはその度数がパッケージにマイナス表記がされています。強度近視はマイナス6D以上のことを呼び、病的近視と呼ぶのはマイナス8.0D以上です。一般的にマイナス6D以上の人は人口の10%、眼底出血や無裂孔性網膜剥離や脈絡膜萎縮などを伴う病的近視は人口の1~3%といわれています。

 近視がひどくなると網膜が眼球に引き伸ばされて薄くなり、穴が開いたり、はがれたりする場合があります。また、網膜の中央にある黄斑部(視細胞が集中する場所)が傷つき変性すると失明する恐れがあります(早期発見早期治療で予防は可能と考えます)。

 それを避けるため検査は、従来行われてきた視力検査、眼底検査のほかに光干渉断層法による検査も受けることをお勧めします。網膜は層構造をなしています。検査ではその層構造の乱れを発見でき、黄斑変性や緑内障の変化を観察することができます。

 病的近視による脈絡膜血管新生の治療法には抗VEGF薬治療等があります。病的近視には手術による治療もあります。不安な方は是非ご来院ください。

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